春のつるかご編みワークショップ

  2018年 4月2日(月)


暖かい日となり、作業日和です。

平日開催のため、のんびりとした雰囲気のなかで始まりました。

まずは、新聞紙をまるめた所にグルグルとつるを巻いていきます。

「本当にこれでかごになるの?」と若干不安がありましたが、

先生の「大丈夫!ちゃんとかごになるから!」「何とかなるから!」

という言葉に励まされて進めました。

 

無言のままもくもくと作業を進めると・・

あら・・かごになってきました。

 

ツヅラフジのつるは、やわらかく白っぽい仕上がり。

アケビのつるは、黒っぽくて細くて強い仕上がり。

それを個性的に平たく、お皿型にする方。

持ち手をつける方。皆さん同じものは一つとありません。

 

 作業をしながら、わたべやすこ先生がお話をしてくださいました。現在の里山、林業のお話。

おじいさん、おばあさんの時代に植えた杉が、山の手入れをする人がいなくなっているので、山が荒れてしまっている事。

 

手入れをしても人間優先になってしまうので、水脈を切ったり、道をやたらと作ったりで、地すべりや鉄砲水やが増えてしまうそう。

思うところたくさんありました。

山林の国日本。

木を使う仕事をしている私たち。

森について何かできることがある気がします。

少しづつでも。

 

まずは、山の入り口に目を向けて・・

意外につるがたくさん釣り下がっていますよ。

それをぐるぐる巻いて、かごにしてみませんか?